ミンダナオ島コタバトの学校を襲撃したテロリストは300人?

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INQUIRER netによると、6/21にバンサモロ・イスラム自由戦士とみられるテロリスト300人がフィリピンのミンダナオ島コタバト州ピグカワヤンの学校を襲撃したが、人質を解放した模様。


バンサモロ・イスラム自由戦士(Bangsamoro Islamic Freedom Fighters)とみられるテロリスト300人が学校を襲撃し、人質をとって占拠したが、6/21の夜には人質を解放し、事件は解決した。バンサモロ・イスラム自由戦士や市民軍地域部隊(CAFGU)に死傷者がでたが、人質になった市民などには死傷者がいなかったようだ。

300人ものテロリストが学校を占拠し、数十人の人質をとったにも関わらずその日のうちに撤退するなんて不思議な事件だ。5/23からのマラウィでの戦闘からテロリストを逃がすための陽動作戦なのか?他の地域でさらに大きなテロ攻撃を計画しているのか?IS関連のテロ組織はミンダナオ島にIS国家を樹立しようとしているらしいから要注意だ。

襲撃したテロリストが300人という記事があれば、100人または30人という記事もある。検問だらけのミンダナオ島で300人ものテロリストが学校を襲撃できるとは不思議な話だ。フィリピンでは大げさに言ったり、その場しのぎのウソを言ったりすることがよくあるから、事実はどれなのかがわからないことがよくある。

人前で人をしかったり、言ったことを否定したりするとプライドを傷つけることになり、ケンカになることがあるから誰もしない。だから、言ってることが事実と違っても修正する人がいないから、事実と違った無茶苦茶な話にどんどんなっていく。

最初は気づかないが、フィリピン人のパーティーや寄り合いなどに参加すればするほどこういうことを経験し、うんざりしてしまうことがある。話は半分どころか、1/10くらいで聞いておくのがちょうど良い。

昨年の大統領選挙前後からフィリピン国軍のクーデターの噂があったが、今のフィリピンの状況を鑑みると噂ではなくなってきているのかもしれない。裏ですさまじい権力争いが行われていることだろう。

フィリピンの最近の危険な現状

  • テロ組織や反政府武装勢力の相次ぐテロやゲリラ攻撃
  • アメリカや中国とフィリピンの微妙な関係
  • 麻薬撲滅戦争での超法規的殺人
  • 政治家や役人などの汚職や腐敗
  • ミンダナオ島にIS関連のテロ組織が20グループ以上
  • ドゥテルテ大統領の健康不安

サンキューポ

コメント

  1. oraken53 より:

    三百人ものテロリストが人質を取って何もなく解放させますかね。
    本当にミンダナオ島はテロリストのホームと化していますね。
    プライドがケンカを引き起こし、ケンカが紛争を引き起こしますから、むだなプライドはもたないのが一番です。

    • Seiji より:

      oraken53さん
      不思議な事件ですね。
      300人ものテロリストが学校を襲撃したら山のように死傷者がいるはずですが、半日で解決しました。
      フィリピンの大混乱目当てに暗躍している人がいるのでしょう。
      平和が一番ですね。

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