【ミンダナオ島マラウィ】約39万人がテロリストとの戦闘から避難中

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GMA NEWS ONLINEによると、5/23からフィリピンのミンダナオ島マラウィでテロリストのマウテグループとの戦闘が始まり、マラウィ周辺の住民約39万人がテロリストとの戦闘から避難中の模様。







フィリピンの社会福祉部の統計によると、約39万人の住民がマラウィ周辺から避難し、約7万人が79の避難所に収容され、残りの住民は親戚などの家で生活している。避難者の病気の集団発生や心的外傷を警告している。避難所では皮膚病や胃腸炎、戦闘による心的外傷の事例がある。

マラウィから避難した26人がいろんな病気によって病院で亡くなったが、彼らの死が避難と関係しているかどうかは言及されなかった。マラウィの戦闘での市民の死者は今のところ44人だが、避難所で亡くなった人は44人に含まれていないし、戦闘地域には多数の死体があると言われている。

他のイスラム教過激派組織を通して戦闘中のテロリストのマウテグループと停戦交渉を行うかもしれないとの噂があったが、ドゥテルテ大統領はテロリストと和解することはない。最後のテロリストが処刑されるまでフィリピン国軍(AFP)がマラウィから撤退することはないと完全否定した。

しかし、同時にテロリストのマラウィからの排除に苦労していることもドゥテルテ大統領が認めた。高度に訓練された外国人テロリストが戦闘に参加していたり、テロリストが狙撃兵や即製爆発装置(IED)を使い、軍の進軍を遅らしている。未だに100人前後のテロリストがマラウィに潜伏し、100人前後の住民を人質にし、人間の盾にされている。テロリストは人質に武器を持たせたり、性行為を強要したりしている。

ISが東南アジアにイスラム国家樹立を画策し、インドネシアやマレーシアから100人前後の外国人テロリストがミンダナオ島へ侵入していると言われている。外国人テロリストはインドネシアやマレーシアからスールー海を通って侵入しているから、フィリピン国軍とアメリカ軍が共同でスールー海のパトロールを行っている。

フィリピンのスールー海の場所

こんな状況だからテロ攻撃の偽ニュースでパラワン島プエルト・プリンセサでパニックが起こり、学生を早く帰宅させる事件があった。フィリピンのスールー海周辺のミンダナオ島やパラワン島、ネグロス島、セブ島、パナイ島、ミンドロ島は当分警戒が必要だ。

サンキューポ















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