【ミンダナオ島マラウィ】戦闘避難で700人以上の教師の所在不明

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INQUIRER netによると、5/23からのフィリピンミンダナオ島マラウィでのテロリストとの戦闘で教師も避難し、フィリピン教育省(DepEd)が700人以上の公立学校の教師の所在が不明だと語った模様。








5/23からのテロリストの戦闘でマラウィの住民20万人以上のほとんどが他の町へ避難した。マラウィの公立学校の教師1,424人で所在がわかっているのは半数未満の675人だけのようだ。テロリストとの戦闘が終わり、家や学校が破壊されずに残っていたとしても教師が足りず学校をすぐに再開することは難しそうだ。

他の町へ避難しているだけで無事だったら良いが、千人前後は戦闘地域に取り残され、100人前後の住民はテロリストに拉致され、人間の盾としてテロリストに利用されている。今のところ教師の死者の報告はないようだ。

銀行のATMカードなどの貴重品を持たずに衣類だけを持って避難した人が多く、どうやって給料を支払うかも議論しているようだ。マラウィの住民のほとんどが避難しているから、火事場泥棒がいて貴重品はなくなってしまっていることだろう。

マラウィのテロリストとの戦闘がいつ終わるのかがわからないから、避難先のイリガンやコタバト、カガヤンデオロなどの学校へ転校している学生や生徒もいるようだ。近隣の町に優しい親戚がいて、転校できる人は幸運だ。

戦闘がいつ終わるのかがわからないから、教師の中にも教師を辞めて都会のマニラやセブ島などへ出稼ぎに行く人もいるだろう。友人フィリピーナが給料の遅延が多いから公立の教師を昔辞めて、自営業(現金商売)をしていると言っていた。

6/12のフィリピンの独立記念日までにマラウィのテロリストとの戦闘は終わらなかったが、アメリカ軍がフィリピン国軍(AFP)へ技術支援をしているから、戦闘の終結は早まりそうだ。戦闘が終わったとしても多くの家や建物が破壊されているし、ほとんどの住民が避難し、多くの教師の所在が不明だから、マラウィの住民の日常生活が戻るにはまだまだ時間がかかりそうだ。

サンキューポ









コメント

  1. oraken53 より:

    連絡が取れていないだけで亡くなったというわけではないんですね。
    ただどちらにしろ学校どころか生活もできない状態ですから政府もアメリカもテロリスト掃討はひとまず市民救済を優先してくれたらと願います。
    市民がないがしろになれば結果的に政府を憎みテロに加担してしまいますから…

    • Seiji より:

      oraken53さん
      連絡が取れないだけですが、戦闘地域の教師の仕事に戻るかどうかはわからないですね。
      戦闘が長期化し、復興にも時間がかかりそうです。
      テロリストたちはなかなかしつこいです。

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