ドゥテルテ大統領がフィリピンの独立記念日の式典に不参加

ダバオのショッピングモール

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INQUIRER netによると、6/12にマニラのリサール公園で行われた第119回目のフィリピンの独立記念日の式典にドゥテルテ大統領が参加しなかった模様。







5/23からのミンダナオ島マラウィでの戦闘が終わらず、ドゥテルテ大統領は指揮官に会ったり、ケガした兵士の見舞いに行ったりと忙しく、大切な独立記念日の式典には参加できなかったようだ。ドゥテルテ大統領は現在72歳と高齢で、体調面の心配があり、当初は大統領選挙には出馬しないと噂があったくらいなのに、大統領に就任し、国内や世界を飛び回り、休みなく働いていることが心配になる。

ドゥテルテ大統領が就任し、2016年7月1日からOplan Double Barrelという反薬物キャンペーンで麻薬撲滅戦争がフィリピンで行われ、超法規的殺人の死者が増えているが、次の大統領が善人か悪人かはわからないから、ドゥテルテ大統領の任期中に悪人をできるだけ減らしておく必要がある。

6/11にはダバオのPaquibatoで新人民軍(NPA)とみられる武装勢力と戦闘があり、兵士2人が死亡し、6人が負傷した。ドゥテルテ大統領が新人民軍にはミンダナオ島マラウィでアブサヤフやマウテグループと共闘しようと呼び掛けていたのにどうなっているのやら?

ミンダナオ島ダバオのPaquibatoの場所

6/10にマラウィに近いPantarでもマウテグループと戦闘があり、3人の警官が負傷し、4人のテロリストを射殺したようだ。

フィリピン国軍(AFP)がフィリピンの独立記念日の6/12までにテロリストからマラウィを解放する計画があったが、残念ながら解放できなかった。マラウィがテロリストから解放され、避難した20万人以上の人たちの日常生活が1日でも早く戻ることを願っている。

サンキューポ









コメント

  1. oraken53 より:

    ドゥテちんは歴史的な立場から独立式典に不参加という訳ではないんですね。
    単純に多忙なスケジュールによって出なかったのですがそういった式典やイベントはテロリストにとって格好の標的になりやすいのでかえって良かったのかもしれません。
    どちらにしろ大統領の年齢と任期を考えると早めに内紛は抑えたいトコロですね。

    • Seiji より:

      oraken53さん
      他にやることがたくさんあるから、ドゥテルテ大統領が独立記念日の式典に欠席したのだと思います。
      テロリストとの戦闘が沈静化したと思ったら、短時間の戦闘で13人も兵士が亡くなってしまいました。
      そのこともあり戦闘が続く中式典に出席したくなかったかもしれませんが。
      戦闘地域でも式典が行われ、参加した多くの人が泣いていました。
      国の平和や人の健康こそが大切ですが、どんどん失われつつあることが残念です。

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