国連海洋法条約に基づくオランダのハーグの仲裁裁判所が南シナ海で中国が主権を主張する独自の境界線九段線に国際法上の根拠がないと認定したが、ドゥテルテ大統領は中国へ多額の経済援助を求め、南シナ問題の判決を事実上棚上げにするようだ。
口だけの可能性が高い中国の経済援助で仲裁裁判所の判決が棚上げにしてしまうことは残念だ。これで中国の南シナ海での実効支配がますます進むだろう。ドゥテルテ大統領は中国になびき始めているから、日本はフィリピンへの経済援助などを見直した方が良い。
大国のアメリカ政府が中国との関係を配慮し、中国による軍事拠点化が進む南シナ海の人工島周辺に海軍の艦船や航空機を派遣する航行の自由作戦を2016年10月から中断しているから、軍事力が弱いフィリピンはどうしようもないが。日本海へ向かうアメリカの原子力空母カール・ビンソンさえ遠回りして南シナ海を航行しなかった。
中国、尖閣領海でドローン 公船侵入 空自、異例の緊急発進(産経新聞) – Yahoo!ニュース https://t.co/aXW3YiVhX3 @YahooNewsTopics
— 世界の町へ(アンヘレス情報Smile) (@eeetravel) 2017年5月19日
中国海警局の船が尖閣諸島周辺を17日連続航行したり、尖閣領海でドローンを飛ばしたりと中国は尖閣諸島を常に狙っている。中国機に対する戦闘機の緊急発進(スクランブル)は、平成28年度に851回に上り、過去最多を更新したようだ。
日本には北朝鮮の脅威だけでなく、中国の脅威もあるから、日本は独自で軍事力を高めるしか生き残ることは難しい。先日開催された中国の一帯一路会議に首脳が参加した国は中国との関係を強めていくだろうから、日本の近隣国のほとんどが中国寄りになってしまう。
サンキューポ
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