6/2に発砲放火事件があったリゾートワールドマニラが営業再開

Newport Cityのリゾート・ワールド・マニラ

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INQUIRER netによると、6/2に発砲放火事件(37人死亡67人負傷)があったマニラ首都圏パサイのリゾートワールドマニラ(RWM)が6/29に営業を再開した模様。







ライフルを持った犯人1人が簡単に建物に入り、リゾートワールドマニラには200人の警備員がいたのに犯人1人を排除できなかったくらい残念な警備体制だったが、6千人のスタッフへの配慮があり、カジノの営業停止によってフィリピン政府は1日平均14百万ペソ、月平均4億34百万ペソを失うことにもなるから、営業再開を許可したようだ。

リゾートワールドマニラの営業再開には次の条件をフィリピンカジノ運営公社(PAGCOR)が求めた。いくらいろんなルールがあってもそのルールをスタッフが守らないとまったく意味がないことが今回の事件でよくわかった。リゾートワールドマニラの警備体制は想像以上にひどい警備体制だった。

  • 安全とセキュリティシステムを評価し改善するために新しい警備会社や専門家を雇うこと
  • X線装置と金属探知器の数が増やすこと
  • 銃器を持った警備員を2倍配置すること
  • 様々な緊急事態のための安全とセキュリティプロトコルの継続的なレビューと改善を行うこと
  • 従業員のための安全やセキュリティセミナーを実施すること
  • 専門的な構造エンジニアが構造的完全性を保証するために建物を評価すること
  • フィリピン経済特区庁から防火安全検査証を取得すること

リゾートワールドマニラの営業再開はリゾートワールドマニラの役人や社員に対する刑事罰の可能性を無視したものではないことをフィリピンカジノ運営公社が明らかにした。こんなずさんな警備体制で外国人を含め37人も亡くなっただけでなく、たった百万ペソしか死亡賠償金(慰謝料)を支払わないのだから、役員や社員の刑事罰は必須だろう。信賞必罰を徹底しないと人治国家のフィリピンはさらに混乱することになってしまう。

リゾートワールドマニラが営業を再開したから、事件当時のカジノのチップを換金できるかもしれない。

サンキューポ









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