INQUIRER netによると、ドゥテルテ大統領が6/2に起こったリゾートワールドマニラの強盗放火事件でリゾートワールドマニラの出口の少なさを指摘した模様。
マニラ(ニノイ・アキノ)国際空港から近いリゾートワールドマニラの強盗放火事件で37人が亡くなり、そのほとんどの人が煙による窒息死だったことで、ドゥテルテ大統領がリゾートワールドマニラの出口の少なさを問題にした。
フィリピンではセキュリティのために出口(入口も同様)を少なく、狭くしているから、今回のような事件が起こるとたくさんの人が同時に逃げることが難しい。ブログのコメントに書いていただいたようにフィリピンでは出口のドアが内開きであることも問題だ。先日ブログに書いたように建物に入る時、特に初めて訪れる建物では出口を必ず確認することが重要だ。
今回の強盗放火事件ではリゾートワールドマニラのスプリンクラーは一応作動し、防犯カメラには犯行がしっかりと映っていたが、問題点がたくさんあった。さすがフィリピンだ。
リゾートワールドマニラの強盗放火事件の問題点
- ライフルとガソリンを持った犯人1人がなぜか簡単に建物に入ることができた
- リゾートワールドマニラ内の警備員は銃を携帯していなかった
- ドゥテルテ大統領が問題にしたようにリゾートワールドマニラの出口が少なかった?
- リゾートワールドマニラのスタッフや警備員は自分が逃げることだけに必死だった?
- リゾートワールドマニラのスタッフも亡くなったことから避難誘導などのスタッフの訓練や理解が不足していた?
フィリピン人はキレるとすぐに銃を発砲するから、リゾートワールドマニラ内の警備員が銃を携帯していないことには理解できるが、今回のような事件が起こるとまったく対処ができない。
カジノのVIPルームで亡くなった人もいたようだが、今回の事件から逃げることができたマイアミさんのようにフィリピン人が消火器でVIPルームの窓をぶっ壊し、2階なので皆でカーテンを蔦替わりにして脱出するなんてことは緊急時にはかなり難しいことだろう。
ドゥテルテ大統領が火災に遭遇した時は濡れた布で口を覆い、最も近い出口へ低い姿勢で向かうことをアドバイスした。また、もう1つの方法は美しい女性と一緒に逃げることで彼女を助けようと発奮でき、安全だと語ったそうだ。さすがドゥテルテ大統領だ。
追記
フィリピンカジノ運営公社(PAGCOR)はギャンブル中毒でカジノに出禁になっていた犯人がライフルとガソリンを持ってなぜ犯行に及べたのかの包括的なレポートをリゾートワールドマニラに提出するよう求めた。
サンキューポ
コメント