【危険】共産党武装勢力がフィリピンミンダナオ島のニッケル鉱山を襲撃

INQUIRER netによると、5/6に新人民軍(NPA)がフィリピンミンダナオ島の東ダバオ州マティのニッケル鉱山を襲撃し、少なくとも1.09億ペソの乗り物や設備を破壊した模様。






ミンダナオ島東ダバオ州マティのニッケル鉱山の場所

マティのニッケル鉱山では新人民軍が銃やGPS、ノートパソコン、プリンター、デジタルカメラなどをまた盗んだ。先日ミンダナオ島ブキドノン州のバレンシアの警備会社を襲撃した時は銃や装甲車を盗んだだけでなく、兵士を拉致したようだ。

2016年に新しい環境相が就任し、国内にある鉱山の半分以上に閉鎖命令を出したために鉱業界から強い批判が上がり、5/3にフィリピンの閣僚の資格を審査する任命委員会が環境相を不承認とする評決を下し、環境相が失職したばかりだった。

失職した環境保護派の環境相は環境汚染が悪化する露天掘りの鉱山をすべて閉鎖したようだが、新人民軍のニッケル鉱山襲撃と何らかの関わりはあるのだろうか?フィリピンはインドネシアに次ぐ世界第2位のニッケルの生産量を誇るそうだ。

任命委員会が環境相を不承認したことの抗議のためにフィリピンの環境保護団体のメンバーが環境天然資源省(DENR)の門を閉鎖した。フィリピンの抗議活動やデモではサングラスやマスクで顔を隠すことが多いが、この抗議活動は堂々としている。

5/6のマニラのキアポでの2回の爆発はテロではなく特定の個人(イスラム教シーア派の幹部)を標的にした爆発だとフィリピン国家警察(PNP)が説明しているようだが、1週間強の間にほぼ同じ場所で3回も爆弾爆発事件が起こるのは恐ろしいことだ。この事件に伴い、SMARTやglobeはキアポ周辺の携帯などの電波を停止していたようだ。

フィリピンではアブサヤップや新人民軍(NPA)の襲撃や拉致、爆弾爆発事件が増えてきたから、要注意だ。ひったくりやスリ、ホールドアップだけでなく、麻薬撲滅戦争での超法規的殺人の流れ弾にも気をつけないといけない。

サンキューポ









コメント

  1. 大阪人 より:

    大阪人@Davaoです。
    無事日本に帰れますように!

    • Seiji より:

      大阪人さん
      無事に日本へ帰ってください。
      フィリピンは地域によって違うことが多いですね。
      フィリピンの大都市は残念ですが、地方はのんびり楽しく過ごすことができます。

    • 大阪人 より:

      とりあえずミンダナオ島は脱出し、マニラに到着しました♪

      • Seiji より:

        大阪人さん
        マニラ到着ですか。
        マニラは爆弾爆発事件で厳戒態勢でしょうから、いつもより安全かもしれません。
        フィリピンでは最近テロやゲリラが増えすぎです。

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