INQUIRER netによると、フィリピンのバシラン州でテロリストのアブサヤフがベトナム人2人を斬首したことをフィリピン国軍(AFP)が確認した模様。
7/5にバシラン州の未舗装の道路で頭部を切断された死体が発見された。2016年11月にバシラン州Sibago Island近くでアブサヤフに拉致られた6人の貨物船乗組員の2人だとみられている。6人のうち1人は6/16にテロリストからなんとか脱出できた。
アブサヤフがまだ十分な力があることを示すためにベトナム人2人の斬首を行ったとフィリピン国軍が語った。アブサヤフはバシラン島やスールー諸島を拠点としている。
フィリピンのバシラン州Sibago Islandの場所
アブサヤフは5/23からミンダナオ島マラウィでマウテグループなどのテロ組織と共に治安部隊と戦闘を続けている。アブサヤフ指導者のイスニロン・ハピロンがマラウィにまだ潜伏し、住民数百人を人質にし、人間の盾にしたり、即席爆発装置(IED)を家屋に仕掛けたり、マラウィ周辺に支援者がいたりするため戦闘が長期化している。
マラウィから近いカガヤンデオロではマウテグループのスパイ3人が逮捕され、グレネード弾や即席爆発装置の材料などが見つかった。ミンダナオ島だけでなく、フィリピン各地にテロリストの支援者や協力者がいるため、テロリストとの戦闘が長期化し、テロリストの排除に時間がかかっているようだ。
マラウィでの戦闘での死者は市民39人、兵士85人、テロリスト343人、合計467人となっている。避難所でも病気や栄養失調などで死者が増えている。
サンキューポ
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