ABS-CBN Newsによると、フィリピンのドゥテルテ大統領はテロリストのアブサヤフ指導者イスニロン・ハピロンに1,000万ペソの懸賞金を新たにかけた模様。
アブサヤフ指導者イスニロン・ハピロンは2001年にアメリカ人を拉致したことでアメリカが500万米ドル(約2.47億ペソ)の懸賞金をかけ、フィリピンはすでに740万ペソの懸賞金をかけているから、合計2.644億ペソの懸賞金になった。
5/23にアブサヤフ指導者イスニロン・ハピロンの捕獲に失敗したことから始まったミンダナオ島マラウィでのテロリストのマウテグループやアブサヤフとの戦闘は今も続いており、民間人や治安部隊の死傷者がどんどん増えている。20人から38人までの民間人、38人の治安部隊、120人のテロリストが少なくとも死亡している。
現在も200人から250人のテロリストがマラウィ市内に残っていると言われ、テロリストたちは取り残された住民をを人間の盾にしている。フィリピン国軍(AFP)は戦闘機やヘリコプターで空爆を行ったり、アメリカ軍から武器を供与されたりしているが、いつになったら戦闘が終わるのかがわからない状況だ。インドネシア国防相がフィリピンにIS戦闘員が約1,200人いると語ったことがもし本当だったら、ミンダナオ島だけでなくフィリピン全土で混乱が続くかもしれない。
テロリストのマウテグループの拠点となっていた家で少なくとも7,900万ペソの現金と小切手が見つかった。マウテグループはスポンサーから十分な資金提供を受けているようだ。

出典:ABS-CBN News
マウテグループ指導者の兄弟2人にもそれぞれ500万ペソの懸賞金がかけられた。以前ブログに書いたとおりフィリピンでは警察の捜査能力が日本のように高くないから、犯罪者には懸賞金、行方不明者には報奨金がかけれることがよくある。
サンキューポ
コメント
賞金首が何千万や何億となるともうワンピースの世界ですね。
しかしそれだけ掛けても捕まらないのはあちら側にも強固な結束と意志があるんでしょう。
山下財宝を探すトレジャーハンターはそちらを捜した方が確実なんですけどね。
平和には長い道のりですね…
oraken53さん
懸賞金がすごい金額なのに密告者がいないとは結束が固いんですね。
日本人の保険金殺人で逮捕された日本人は無実だと主張しているのに、隣にいるフィリピーノ通訳がペラペラとこいつが犯人だと言っていたことはおもしろかったです。
スポンサーがいるようだから、戦闘が長期化しそうですね。