フィリピンの素人商売で借金をしてしまうとどうなってしまうのだろうか?
▼目次
フィリピンの素人商売の種類
フィリピンは学歴社会で学歴がないと働くところが少ない、給料が安い、契約期間が短いなどが理由で素人商売を家族でしていることが多い。お客がつけばどこかで働くよりも儲けることができる。
友人知人の食堂(トロトロ)や市場で洋服屋、食べ物の屋台はそれなりに儲かっていた。
主なフィリピンの素人商売
- サリサリストア
- 食堂(トロトロ)
- 市場で洋服屋
- 食べ物の屋台
- 養豚・養鶏ビジネス
- 魚の養殖
フィリピンの借金の金利と利息
フィリピンの庶民が借金をする場合ボンバイやファイブシックスという高利貸しから借金をすることが多い。 銀行などから借金することが難しいのだろう。
アンヘレスのボンバイやファイブシックスの金利や利息、返済方法は次のとおり。
アンヘレスのボンバイやファイブシックスの金利や利息
金利:3ヶ月で20%
利息:3ヶ月で2,000ペソ(10,000ペソを借りた場合)
アンヘレスのボンバイやファイブシックスの返済方法
10,000ペソの借金を申し込み、審査(保証人が必要)に通った場合、最初に8,000ペソを受け取る。 利息の2,000ペソはすでに取られている。
日曜日以外のほぼ毎日決まった時間に集金に来るから、134ペソ前後を支払う。
10,000ペソ÷75日(3ヶ月の集金日数)=134ペソ前後(集金日毎の支払い金額)
※業者によって違う。
フィリピンの素人商売は借金をすると儲けがなくなる
アンヘレスの多くのサリサリストアや食堂(トロトロ)がボンバイやファイブシックスからお金を借り、営業している。 収入があると仕入れのことを忘れて使ってしまうことが多いからだ。
また、近所の人や常連はツケであることが多い。 ツケは回収できないことが多いから、フィリピンの素人商売では絶対にしてはいけない。
サリサリストアの場合、スーパーで仕入れた商品の原価に約30~50%の利益を足して売ることが多い。 近所にたくさんのサリサリストアがあるから、商品の値段を高くすると売れないからだ。
3ヶ月で20%の利息のボンバイやファイブシックスから借金をしてしまうと、ほとんど利益がないことがわかる。
食堂(トロトロ)は作る手間とスキルが必要だから、もう少し利益率が高い。 おいしくて清潔で愛想が良い食堂はすぐに売り切れてしまうが、食堂もその辺にたくさんあるから、売れ残っている食堂が多い。
まとめ
フィリピンで素人商売関係でお金を貸してと言われたら、断った方が良いだろう。 素人商売で儲けることは難しく、返済することも難しいからだ。 ただし、借金を断ると逆恨みされることもあるから、注意が必要だ。
フィリピンの素人商売は近所で儲けている人がいるから、同じ素人商売を始めることが多く、始める時点でもう供給過剰であることが多い。
実際に素人商売を始めると、多少の現金が入ってくるから、儲かった気になり、仕入れのことを忘れ、持っているお金を使ってしまうことが多い。 仕入れが必要だからとボンバイやファイブシックスから借金をすると、儲けがほとんどなくなり、どうしようもなくなる。
借金をしてでもなんとか商売を続けられれば良いが、そのうちに借金の返済ができなくなり、ペナルティで利息がさらに増えるともう終わり。 サリサリストアの利益率より借金の金利の方が高くなってしまうことがあるからだ。
借金の返済のために借金をまたする人も多く、 自分がいくら利息を払って、いくら儲けているのかを 理解していない人も多い。
集金の人が来る時間帯に毎日子供に店番はさせているサリサリストアは経営が火の車かもしれない。 毎日の借金の返済ができないから、子供に店番をさせている可能性がある。
フィリピンの違法な高利貸しがいなくなることは良いことだろう?
【さらばインド人】ドゥテルテ大統領、違法の高利貸し業者に逮捕命令【5-6】 https://t.co/L2iZKg7UyI
— 世界の町へ (@eeetravel) 2017年1月15日
※感じたことを勝手に書いているだけであてはまらない人もいる。
サンキューポ。
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