【ミンダナオ島マラウィ】テロリストと停戦交渉か?

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ABS-CBN Newsによると、5/23からのフィリピンのミンダナオ島マラウィの戦闘でテロリストの両親の解放を引き換えに拉致されたカトリックの司祭たちを解放するとの提案があったが、大統領府は拒否した模様。







テロリストのマウテグループの両親の解放と同時にテロリストがマラウィから撤退する条件もあったとの噂だが、テロリストとは交渉をしないことを大統領府が明らかにした。マラウィでは約500人いたテロリストが100人前後に減り、弾薬や食料が尽きかけ、テロリストの掃討が目前なのにテロリストとは交渉しないだろう。

テロリストの父親は6/7に逮捕されているから、もしテロリストと交渉するのだったらその時にしていただろう。6/25のイード・アル=フィトルのための停戦中にイスラム教指導者が戦闘中のマウテグループの指導者と交渉を行ったようだ。

5/23の戦闘開始時には400人から500人のテロリストがいたと言われているが、290人が殺害され、残り100人前後となったから、100人前後のテロリストはアブサヤフ指導者イスニロン・ハピロンと一緒にマラウィから逃走したのか?

5/23にマラウィ刑務所から逃走した受刑者93人も逃走中だから、マラウィ周辺だけでなく、ミンダナオ島周辺の島々は要注意だ。ルソン島中部やカラバルソン地方の警官300人以上が治安維持のためにカガヤンデオロなどマラウィ周辺に派遣されたようだ。

ドゥテルテ大統領が警官の汚職や不正が多く、汚職や不正をしたらミンダナオ島西部に転勤(島流し)させると昔怒っていたが、警官だけでなく、兵士もフィリピン各地からミンダナオ島西部へどんどん派遣されている。

他のテロ組織や共産党反政府武装勢力の新人民軍(NPA)が警察署や民兵基地、学校などを襲撃することもあるから、ミンダナオ島へ派遣される兵士や警官はたまったもんじゃない。もし汚職や不正をした悪徳警官ばかりがミンダナオ島西部に派遣されているのなら、治安維持なんてできるわけがなく、ミンダナオ島西部はますます大変になる。

サンキューポ









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