ABS-CBN Newsによると、違法薬物やテロリストとの関わりなどで84人の警官を解雇する可能性あるとフィリピン国家警察(PNP)長官が語った模様。
解雇される84人の警官の中にはマリファナを吸ったり、テロリストのアブサヤフと関わりがあったりする警官がいるようだ。先日ブログで紹介した偽警官ゆすり事件でも警官が関わっていたようだから、フィリピンでは誰が悪人で誰が善人かがわからないことが怖ろしい。
ミンダナオ島サランガニ州で違法薬物で逮捕された容疑者はテロ組織のアンサール・アルキラファ・フィリピン(AKP)のメンバーの可能性があり、ルソン島パンパンガ州のサンフェルナンドで恐喝で逮捕された容疑者は共産党反政府武装勢力の新人民軍(NPA)のメンバーの可能性があり、違法薬物が押収された。
フィリピンではイスラム教過激派のテロリストや共産党反政府武装勢力と名乗っていても、実際は違法薬物でお金儲けをしている単なるマフィア組織の一員である人も多いようだ。政治家や役人、警官ですら、違法薬物の密売やテロリストとの協力・支援、身代金の山分けをしているのだから、フィリピンの闇を正すことは相当大変だ。
5/23からのミンダナオ島マラウィの戦闘ではテロ組織のマウテグループやアブサヤフのメンバーだけでなく、バンサモロ・イスラム自由戦士(BIFF)やアンサール・アルキラファ・フィリピンのメンバーも参戦しているようだ。
サンキューポ
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