警察の捜査能力が低いフィリピンでは犯罪者には懸賞金、行方不明者には報奨金がかけれることがよくある。
警察の捜査能力が低いだけでなく、予算がないこともあるが、殺人事件でも検挙率がかなり低い。先日ブログで紹介したが、フィリピンでの殺人事件が2016年7月から2017年3月までの9ヶ月で9,432件あり、5,691件も未解決であることをフィリピン国家警察(PNP)が認めた。
薬物関連の死者:1,847人(19.6%)
薬物関連以外の死者:1,894人(20.1%)
未解決:5,691人(60.3%)
最近の薬物関連の殺人事件は警察の関係者の犯行が多いだろうから、すぐに解決することが多いだろう。だから、フィリピンの殺人事件の検挙率はせいぜい30%前後しかないことになる。ヒッ○マンという職業な成り立つわけだ。
ABS-CBN Newsによると、先日殺人犯に40万ペソの懸賞金がかけられた。早く解決するためにお金持ちはフィリピンでは犯罪者には懸賞金、行方不明者には報奨金がかけることが多い。
フィリピンではお金持ちの一族に危害を与えるとプライドの問題になるから、犯罪者には懸賞金がかけられるだけでなく、他の方法で復讐されることになるそうだ。お金持ちじゃなくてもフィリピン人のプライドはフィリピンで一番高いアポ山(2,954m)のように高いから気をつけた方が良い。
人前で冗談でもプライドを傷つけることを言ってしまったら大変なことになる。外国人の場合この動画のように集団でボコボコにされパタイされることだってあるだろう。
4/11のボホール島での治安部隊との戦闘で逃げたアブサヤップのメンバーに1人当たり100万ペソの懸賞金をかけたおかげで逃走者の逮捕や射殺につながっている。ABS-CBN Newsによると、ボホール島でアブサヤップのメンバーと見られる容疑者がまた逮捕されたようだ。逃走者は残り2人か?
2 suspected Abu Sayyaf ‘remnants’ held in Bohol https://t.co/fxhGhx1V5Z pic.twitter.com/l2xQqWo0xm
— Inquirer (@inquirerdotnet) 2017年5月4日
フィリピンでは人とお金が集まる大都市、特にマニラ周辺やセブ周辺での犯罪が多いから、気をつけた方が良い。麻薬撲滅戦争の銃撃に巻き込まれて亡くなった人も多い。
サンキューポ
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